国や地域によってお花の文化は少しずつ違う特徴があります。
ここでは、イギリス、オランダ、韓国の3ヵ国に注目してみましょう。
【イギリス】
イギリスでは、金曜日の仕事終わりにお花屋さんで花を買って帰る習慣があります。
これは、週末に家で家族と過ごす時間を彩ったり、これから会う恋人にささやかなプレゼントをするため。
【オランダ】
花大国のオランダには世界最大の花市場があり、世界に流通するお花の6割が集まるとも言われています。
「パンを2つ買うお金があったら、パンを1つと花を買う」ということわざがあるほど、国民の生活にも花が深く根付いています。
窓辺に花を飾っている家が多いのは、自分だけでなく道を通りかかる人にも幸せをお裾分けしたいという気持ちからだそう。
【韓国】
韓国ではカップルの間でお花を贈りあうことが定番になっていて、韓国ドラマでもお花を贈るシーンがよく登場します。
「お花の自動販売機」が街中にたくさんあり、24時間稼働しているので、お花屋さんの定休日や閉店後にも花を買って帰ることができます。
日本では母の日にカーネーションを贈るのが定番になっていますよね。実は、海外にも特定の日に決まったお花をプレゼントする伝統があるんです。
【ミモザの日 @イタリア】
3月8日の国際女性デーのこと。イタリアでは同時期にミモザが咲くので、大切な女性に感謝と敬意を込めてミモザの花を贈るようになったそうです。
【サン・ジョルディの日 @スペイン】
4月23日はカタルーニャ地方のドラゴン退治伝説を由来とする伝統的な日。
女性から男性に本を、男性から女性にバラを贈ります。親子や親しい友達同士で贈りあうことも。
【スズランの日 @フランス】
5月1日に幸せをもたらす花といわれるスズランを愛する人や日頃お世話になっている人に贈ります。
当日は誰でもスズランを売ることができ、街中がスズランでいっぱいに。
普段の生活に花を取り入れたり、大切な人に花を贈る参考にしてみてはいかがでしょうか?