花屋が教える、植物を上手に育てるコツ
2021年8月27日
夏の暑さもピークを迎え、外に出るのも億劫になりがちな今日この頃。 コロナ禍でのおうち時間の増加がさらに加速していることかと思います。
そんな中、お家で花を飾ったり、観葉植物を育てるのが定番化しつつあるようです。 特に、生花を飾るハードルが少し高まる夏場は、観葉植物が大人気。
今回は、観葉植物をお家に迎え入れた際の、上手に育てるちょっとしたコツを、通常とは違った視点でご紹介します。
植物を上手に育てるポイント

世界には数えきれない種類の植物があり、観葉植物として流通しているのは、そのほんの一握り。 それでも、ひとつひとつに個性があり、性質や育て方も違いますし、 一概に、こうすれば大丈夫!というのは残念ながらお伝えできないのですが、おさえておくべきポイントはあると思っています。

それは、「緑がどの環境で育っているのかを把握してあげること」、そしてその「環境を想像してあげること」です。

例えば、観葉植物として人気のキラキラ光る葉脈をもつジュエルオーキッド。 この植物は、主に東南アジアの熱帯・亜熱帯の森林で暮らしています。
ここで私たちは、「少し暖かい湿った環境が好みなんだろうな、森林の中なので日射は木々の間から漏れる光程度なんだろうな」と想像します。
ということは、「室内でも大丈夫、でも少しは光が必要そうだな」などといった育て方を導きだすことができます。

植物は生き物。愛情を持って育てよう

要するに、育った環境を知って、育て方を考えてあげるということ。 子供を育てるのと同じように愛情を持って、リサーチ・観察して個々にあった育て方をしてあげるということ。
もちろん、ひとつひとつ育て方のhow toを調べてあげることはとても大事です。
ですが、ネット上には様々な情報で溢れており、同じ植物なのに見るサイトによって異なる内容が掲載されていたり、 調べた通りにやっているのにどうにも上手くいかないときもあるかと思います。
そういうときは、最初に立ち戻ってその植物が生まれ育った環境を想像して、自分の頭で考えてみるのも一つの手なのではないでしょうか。
そうすることがより一層緑を育てる楽しみに繋がるかもしれませんね。



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